当センターの受給事例

当センターの受給事例その1

~ ご本人の申請により不支給決定を受けた後、当センターに依頼し、再度の申請により支給決定に至ったケース(41歳男性、国民年金障害等級2級、脳腫瘍による高次脳機能障害)~

 就労支援施設の方からのアドバイスで障害年金の制度を知って、役所に相談のうえ、ご本人が申請されました。

 ご本人は、幼少のころ患った脳腫瘍のため、今日にいたるまで手術を繰り返していました。幸い、理解のある事業所(リサイクルセンター)に就職でき、障害への配慮をうけつつ仕事をしていましたが、年々体力が低下するなど就労日数も減っていく中、高齢のお母様が息子さんの将来を案じておりました。

 お母様も制度のことがよくわからないまま書類を揃えて障害年金の申請をしたものの、不支給の決定となりました。

 心配した就労支援施設の方が、ご本人・お母様とともに当センターに相談に来られ、事情を伺い、申請時の書類を拝見しました。
資料を確認していく中で、提出した診断書の内容が実際の日常生活の状況を反映していないことが判明しました。

 障害年金の診断書には、「日常生活能力の判定」「日常生活能力の程度」といった欄がありますが、お医者様によっては障害年金の制度をご存じでなく、実態と異なった記載がなされるケースがあります。今回のケースも、一人で生活した場合の日常生活能力について記載がなされるべきところ、お母様のフォローを前提とした記載がなされておりました。

 そこで、再度の申請にあたっては、就労支援施設の職員の方の協力のもと、お母様と就業先の社長から日常生活がどのように営まれているか当センターで細かく聴き取りをし、診断書作成の依頼の際、主治医の先生に聴き取り資料を見ていただくことで、実態に合った診断書を作成していただくことができました。

 当センターが関与した2度目の申請では、無事、国民年金障害等級2級の支給決定が出て、ご本人、お母様、施設の職員の方から大変感謝されました。
障害年金の申請にあたっては、提出書類が実態を反映したものであること、とりわけ診断書の内容は支給・不支給を大きく左右するものであるため可能な限り実態に近づける必要があります。
このケースでは、ご家族や施設の職員の方、また主治医の先生のご理解・ご協力により良い結果が生まれたものといえます。

 当センターは、障害年金の申請にあたり必要な事柄を、ご本人を支えるご家族や支援者のか方々に正確に伝え、実態にあった資料のもと、申請が行われるよう努めております。

当センターの受給事例その2

~30年以上前の交通事故により労災認定を受けていたが、後に高次脳機能障害となり、障害年金を申請するに至ったケース(58歳男性、厚生年金2級、高次脳機能障害(交通外傷後遺症))~

ご本人の成年後見人に選任された司法書士の先生からのご依頼です。
ご本人は30年以上前の交通事故による身体障害で労災認定を受け、労災給付を受給しながら一般企業にお勤めされていました。
その後高次脳機能障害を発症し、財産管理のため成年後見人が選任されました。
その後勤務先での事故により負傷、休職し、最終的に退職することとなりましたが、収入が大きく減るため障害年金の申請を検討することになりました。

本件では、同居する父親以外30年前の交通事故を知る人がなく、その父親も認知症であること、ご本人も記憶があいまいであることなど、ご本人に関する正確な情報を集めることからスタートしました。

年金・労災関係の資料請求、司法書士の先生、主治医の先生、ソーシャルワーカー、福祉施設の方などご本人を支える様々な方々からの聞き取り調査などを経て、ようやく障害年金の申請ができました。

障害年金の申請にあたっては、様々な理由により申請に必要な資料がそろわないことが多くあります。
当センターでは、少ない手がかりであっても地道に調査し、年金の受給ができるまで粘り強くサポートいたします。



当センターの受給事例その3

~以前より脳梗塞で数回入院していたところ、64歳で入院した際、寝たきりになってしまったケース(64歳女性、老齢厚生年金受給中、障害厚生年金1級、心原性脳塞栓症・失語症・嚥下障害・高次脳機能障害)~

以前より数回脳梗塞が原因で入退院を繰り返した方が、64歳で再度入院した際左半身が麻痺し寝たきりになりました。そこで娘様から当センターにご相談いただきました。

まず、前提として遺族年金(後に老齢年金)を受給されている方でしたので、障害年金を受給しうるか否かということが問題となりました。

まず本件では障害認定日(初診日から1年6か月後)現在では障害等級に該当しないものの、その後障害の程度が進み障害年金の申請に至るといういわゆる「事後重症」にあたります。この「事後重症」による申請の場合、65歳に達する日の前日までに申請を行う必要があります。この点ご本人が既に64歳でしたので、早急に申請の準備をする必要がありました。

また、他の年金を受給されている方でも障害年金の申請ができるか、という点に関しましては、他の要件を充足する限り申請を行うことは可能です。ただし、一人一年金が原則なので、複数の年金を受けられるようになった場合でも、どれか一つ選択する必要があります。このため、障害年金をあえて申請するのであれば、他の年金よりもメリットがないと申請する意味がありません。

そこで、当センターより年金事務所に赴き、他の年金の受給額の確認と障害年金が認められた場合の受給額の試算をしてもらいました。また、主治医の先生のご協力のもと、障害等級がどの程度であるか事前にご相談させていただきました。

その結果、障害等級1級に該当する可能性が高く、他の年金額よりも受給額が多くなる見込みとなりましたので、その点ご親族の方に十分説明した上で、当センターとご契約し申請のお手伝いをさせていただくこととなりました。

そして、申請の結果、当初の予想どおり障害等級1級の障害厚生年金を受給できることとなりました。

障害年金の申請にあたっては、障害年金の制度そのものが複雑である上に、他の年金制度との兼ね合いもありますので、年金制度全般に関する専門的な知識が必要となります。

また、本当に申請する必要があるのか、ご本人・ご家族の立場に立って、事前に十分な調査が必要となることも往々にしてあります。

この点、当センターでは、年金制度の専門家である社会保険労務士が、十分な調査のうえご支援させていただきますので、安心してご相談いただけます。